2011年1月24日月曜日

十三回忌


 1月22日のご命日に、会の皆様と芝講師の十三回忌を執り行なって参りました。

 時の流れは無情とも言えますが、大切な方を亡くした悲しみが寂しさになり、ついには懐かしさに変わる体験をすると、その無情さは慈悲にも思えて来ます。それ程に芝講師がお亡くなりなった事は、会にも私自身にも大きな喪失と悲しみをもたらしました。

 十三回忌当日は、講で共に机を並べたお仲間も2名久々に参加してくださり、束の間講元としての立場を忘れて気持ちだけ女学生に戻りました。
 
 在りし日の芝講師の思い出話に花が咲き、芝講師に直接お会いしたことが無い会員様も、その意外な一面や当時の会の話を楽しんで頂けたように見え、それがまた大変嬉しゅうございました。
 
 芝講師がお亡くなりになってからというもの、講師が生涯を賭した「江戸の良さを見なおす会」をお預かりするというその責務の重さに、私は長い間悩み続けておりました。

 しかし会を大切に思ってくださる会員様にこんなにも支えられているという事実を改めて実感することが出来て、これからも会の発展の為に尽くそうと心新たに誓う、私に取って最良の一日となりました。



 「自分には個人の墓は無用である」という生前からの強いご意思で、無縁仏と一緒に合葬する手はずを遺されました。ですので今回も有縁無縁仏さまと芝講師とのお塔婆を両方用意し、万霊供養塔をお参りさせて頂きました。

 こうしてご自身が亡き後も、他者への慈しみの心と共存について教えてくださるのですね。

 心からありがたく思っております。

siba