本日の講では、鎌倉生涯教育の推進委員の小林さまに鎌倉の文化についてお話を頂きました。お話の内容を簡単にまとめてさせて頂きますと、
「鎌倉の文化とは源頼朝が築いた鎌倉幕府の文化であり、明治以降とりわけ明治22年の横須賀線開通以後の文化人、財界人たちが移り住み花ひらいた文化であった。」
「武家政治発祥の地で、鎌倉道・わが国最古の築港址である和賀江嶋・質実剛健な気風・鎌倉仏教とよばれ、民衆の救済を特色とした。」
「寺社再興と民衆文化(江戸期)において、鎌倉三代記などかず多くの作品が鎌倉を舞台とし、あるいは鎌倉時代の人物になぞられて構成された。」
「文化人が築いた文化(明治以降)であり、鎌倉文庫・鎌倉アカデミア(鎌倉大学校)の開校など、鎌倉は日本の文化をリードした。」
「市民活動にささえられた文化。鎌倉同人会・日本のナショナルトラスト第1号」
「平和をささえる文化。文化を知り、文化を愛し、文化をまもろうとつとめてこそ文化都市である。(川端康成)」
「歴史的環境と自然環境にはぐくまれた文化。海水浴場が開設され、名士や外国人が避暑のために逗留しハイカラの文化が花開いた。」
となります。
私だけでなく、会員の方々も深く知らない事が多く、実に楽しい異文化コミュニケ―ションの場となりました。
そしてそれと比べながら、江戸っ子について皆様と話し合い、最後に芝講師が定義した江戸っ子についてお話をさせて頂きました。
「江戸という時代と場所の在りし日の良き考え・振る舞いを一番わかりやすい言葉で表したものを江戸しぐさと呼び、それらを日常において体現しながら、より良き社会の実現を追求し続ける人々」
このような人々を、芝講師は「江戸っ子」と定義なさいました。
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