2010年4月6日火曜日

お花見講にて...

当日は寒の戻りで冷たい小雨のそぼ降る中、お約束通りに皆様にご参加頂きました事、大変嬉しく思っております。

近頃では天候や状況によってお約束を違えることへの抵抗感が、する方もされる方も薄くなってしまったように思います。皆が寛容になったと喜ぶべきなのかもしれませんが、やはり約束は守る大人、自分でいたいものでございます。

お花見の前に「八度の契り」についてお話をさせて頂き、今回講に参加なさって丁度8回目の方々とお祝いを致しました。

「表面上だけではなく、これからはようやく真に深いお付き合いをさせて頂けますね」と双方が確認し合う喜ばしい瞬間です。

落語「長屋の花見」を聞いて頂いた後、西郷山公園・菅刈公園から目黒川への夜桜散歩。地域の歴史に詳しい手島様にご案内頂きました。

「長屋の花見」とは逆に、つい先ほどまで眺めていた夜桜を思い出しながら本当のご馳走を頂きました。

今回はフードコーディネーターの大橋純子先生にご無理を言ってお願いし、花見弁当をお作り頂きました。材料はすべて国産である事はもちろん、旬のものを出来るだけ新鮮な状態で手に入れて頂いたという大変手間のかかったものでございます。もちろんお味の方も皆様大満足のご様子でした。

また、花見講の為に自ら27口も杯を焼いてきてくださった浅川弥志保先生。ご自分の得意分野で他の方に喜んで頂こうという心配り、こういったお心使いのなんと嬉しいことでしょう。

お酒をお召し上がりにならない方も、この花見杯で頂くお茶で、ほろ酔い気分になって頂けたに違いありません。

そしてセッティングもお手伝い頂き、貴重な陶器等を貸してくださった料理研究家の清水信子先生、その他ご協力頂いたすべての方に心より感謝を申し上げます。

こうして江戸しぐさに則った皆様のご協力のもと、大変楽しく、且つ優美な時間が過ぎて行きました。

桜だけでなく、人の真心にぽっと咲いた美しい花まで見せて頂き、私にとって本当に贅沢な一夜となりました。

次年度は皆様も是非ご参加くださいませ。