2010年2月12日金曜日

今年の2月14日は...

チョコレートではなく、旧正月のお話です。

毎年バレンタインにはチョコレート業界が大喜びするように、近頃では節分に巻物業界?が大忙しなんだとか。

今年の節分も「恵方巻」が売れに売れたようです。
ラップサンドやお菓子の「細長くて巻いたもの」は、この日ばかりは「恵方ロール」という名前に替わり、縁起物として喜ばれるというのは、実に日本らしいと言えましょう。

信仰する特定の宗教の他にも、八百万の神々のご利益にあやかろうとする「おおらかさ」は、江戸時代の町人文化においても大いに発揮されていたようです。

お正月に頂く「おせち料理」も、「めでたい」の鯛、「まめ(健康)でいられる」ように黒豆といった当時からの語呂合わせが受け、「縁起物」として今日まで残っています。しかしそもそもは、神道における年神様への供え物であり、一度神に捧げたものを下ろして人間が頂いたものである。ということを知る人は少なくなってしまいました。

今年の初詣の際、恵方巻を頂く際、どのくらいの方が「お願い」ではなく「感謝」の気持ちを心に浮かべたでしょうか?特に今年は不況のせいもあって、どの神様も願い事に埋もれて身動きが取れなくなっているのではないかと心配になってしまいます。

新たなお願いの前に、まずは「感謝」を。何も神様だけでなく、人間同士でも必要な事ですね。

芝講師が「江戸しぐさ」の根底にある「共生」を語る際、「感謝」がいかに大事であるかを必ず添えてお話になりました。自分が大切だからこそ、人への感謝も忘れない。何かをして頂いたら、その倍お返する気持ちを忘れず日々過ごしたいものです。

今年の旧正月は2月14日です。1月1日のお参りで「お願い」をした方は、旧正月には「感謝」の気持ちを心に浮かべてみてはいかがでしょうか。

お知らせ
今月の講は2月18日(木)15時〜
お題は「初午」です。

皆様のお越しをお待ちしております。

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