2010年9月30日木曜日

夜講開催のお知らせ

 現在、講の開催日を毎月第3木曜日の午後3時からとしております。場所こそ変わりましたが、講の場を昼間に設けて随分と年月が経ちました。芝講師がお亡くなりになった後、講を再開した当時の会員様の多くが、夕方に家を空けることが難しい主婦の方で、その時間が皆さん一番集まり易かったのでございます。

 以前から「講に参加したいけれど、働いているので平日の昼間は行くことが出来ません。夜の部は無いのですか?」という声を少なからず頂いておりましたが、なかなか実現にまでは至っておりませんでした。

 主婦をしながら定年まで会社を勤め上げ、その間二足も三足もワラジを履いていた講元としては、やはり働く皆様のご希望にもお答えしなければと、ようやく重い腰を上げ、夜の部を定期的に開催することに致しました。

 開催日:毎月第4火曜日
 時 間:19時〜20時 ※その後、希望者のみ軽食会
 会 費:資料代100円、お飲物代(会場費として)500円
 会 場:オーガニックカフェ PUBLIC SHOTO
 申 込:E-mail:info@edonoyosa.jp
 ※次回の開催日は10月26日(火)19時から、お月見に因んだ「観月講」です。当日は志賀勝先生自らのお話はございません。昼の部でご用意頂いた先生の資料を中心に、お題を「月暦」としてお話させて頂きます。
 
 毎月のお題は昼夜共通ですが、会場もメンバーも違う中でどのような講となって行くか、いまからワクワクしております。是非皆様のご参加をお待ちしております。

2010年9月29日水曜日

観月講のお知らせ

 暑さを超えた熱さでギリギリまで居座っていた夏も去り、日によっては早くも冬の訪れを予感してしまう今日この頃です。

 次回の講は「観月講(みづきこう)」といたしまして、江戸しぐさで彩った秋のひと時を、月と一緒に皆様と楽しみたいと存じます。

 特別講師として志賀勝先生にお越し頂き、「月暦」のお話をして頂きます。その後で懇親会(お食事会)も予定しております。
 また、天気によってはお月見も予定しておりますので、暖かくしてお出かけくださいませ。
 
 開催日:10月21日(木)
 場 所:ハニーズカフェ
 お 話:15時〜16時30分(その後室も)
 懇親会:17時〜 (お食事をご用意しております)
 お月見:18時〜 ※雨天中止
 会 費:2500円(食事+お飲物)
 申 込:E-mail:info@edonoyosa.jp

2010年9月6日月曜日

講・第9回の予告

 9月は防災月間ですね。
 夏休みあけの始業式に、防災頭巾を被って避難訓練をした遠い記憶がございます。災害の恐ろしさを知り、被害を最小限に食い止める為の知識を備えるのが目的であったと思いますが、当時はどこか他人事に感じていたように思います。

 「地震・雷・火事・親父」と言えば、「恐ろしいもの」の代表です。しかし現代に生きる我々は、それらを本当に恐れていますでしょうか?

 「恐ろしい」には、
  1. 危険を感じて、不安である。こわい。
  2. 程度がはなはだしい。
  ① 驚くほどすぐれている。はかりしれない。
  ② 驚きあきれるほどである。ひどい。
という意味があります。

 今日私達が同じ言葉を口にする際、1.もしくは2.②の意味を連想します。しかし本来は、2.①の意味での「恐いもの」の代表であったと考えます。「畏敬の念」の対象としてのベスト4と言う訳です。そして現代でもそう感じられるようになって欲しいと願うのです。
 順番も的確だとおもいませんか?予測は有る程度出来る様になったとは言え、地震は現代科学をもってしても避けられるものではありません。雷は、ある程度の精度の予報で被害を最小限にすることは出来ますが、落雷を止めることは出来なません。火事は予防が可能ですが、自然発火等、まだまだすべてをコントロールすることは出来ません。
 さて、最後の親父はどうでしょうか?ご一緒に考えてみたいと思います。

興味をお持ちになられた方は、是非講に参加なさってみてください。

2010年8月20日金曜日

文攻め

 芝講師は「お土産やお金をもらうなら、一枚のハガキを書いてくれることの方が何倍も嬉しい」とおっしゃるのが口癖でした。
 
 その様なこともあり、8月の文月にあわせて今回のお題を「文攻め」としました。あいにく会合がお旧盆中であったため参加者が少なかったのですが、嬉しいことに江戸っ子感覚に溢れる方ばかりの集まりとなりました。


(原文ママ)(一部抜粋)

 忙しくてもたのしいのは、未知の方からお便りをいただくことです。電話だと、尾籠なことですが、トイレに行きたくて、うずうずしている時でも、約束時間に遅れそうでいらいらいしている時でも、サッと出なくてはなりません。(夏目)漱石が、電話は失敬な機械だ、とか言ったというのもわかるような気がします。江戸時代にはテレフォンなんていう、まことに不快な通信手段はなく、それだけでも、その当時の人びとは、仕合わせだったというべきでしょう。

 とは言っても、その頃でも今のデンワと同じ様な、不愉快なおもいは体験していたようです。それは、いきなり、人がやって来ることです。江戸には”なんの前触れもしないで、人を訪ねれば、水をかけられても、文句はいえない”という掟があったようです。人を尋ねたい時は、「何時いつ日(か)に参上したいが...」という文を送り、つまり文攻めします。受け手は「どうぞ」とか「お待ちしております」とか、時には「困る」とか、「待って欲しい」とか返事をするわけですが、送り手は、受け手が返事を書く時間と、その返事がこちらに届くまでの十分な時間をみこして、
文攻めをしないといけませんでした。(中略)

 これに慣れるとコミュニケーションの別世界を発見されるはずです。あさっての、夜9時にベルが鳴るなんて、ワクワクしながら待っているのは、ほんとに、たのしいものです。

[レポート「江戸の心」新5 49.6.29]より抜粋




今回の講の中で、皆さんが一番興味深かったとおっしゃったのは、


 [手紙によって培われるもの]
  1. 教養(挨拶、語彙、漢字、表現力、文章、習字、計算、歴史、一般知識、美学)
  2. 思いやり(相手の置かれている状況、環境、精神状態を察知し配慮する)
  3. 社会的エチケット(時泥棒しない為の準備や気配り)
  4. 推測力(直接的な言葉で書かれていない心情を読み取る力)

 [手紙の効果]
 手紙を出す時は事務的な伝達だけでなく、次回お会いした際の会話に役に立つ予備知識も添えることで、今後「実際にお会いしたい」という意思を表現します。もちろんこれもメール等で伝えることは可能です。ただ、現代のツールを使う際は「端的に、簡潔に」必要最低限の言葉を使い、言葉の余韻や含みは「絵文字」に任せるのが基本となっていますね。(略)

 最も健全で、人間力をより育めるコミュニケーションの方法は、実際に会って話すことだと思います。しかし何事にも準備や練習が必要なように、本当に相手と豊かなコミュニケーションを望むなら、手紙を出し合って準備することは、いくら手間がかかったとしてもやはり良いものだと思うのです。

 という内容でお話させて頂いた所です。小さな心遣いがいかに大切であるかを皆様にお分り頂けたようで、とても収穫の多い講となりました。

 芝講師の時代からの会員様からのお手紙(芝講師の残しぶみ)は現在でも会の宝でございます。このような資料をどのように公開して行くか、江戸の良さを見なおす会の使命を一層強く感じております。

2010年8月9日月曜日

講・第8回の予告

 文月とは現代の7月のことですが、旧暦では7月の下旬から9月の上旬頃にあたります。
 文月の語源は、短冊に歌や字を書いて書道の上達を祈った七夕の行事に因み、「文披月(ふみひらきづき)」が転じたとする説が有力とされる他、陰暦七月が稲穂が膨らむ月であるため「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくみづき)」からの転とするなど諸説あるようです。
 次回の講では、はこれらに因んだお題、文攻め(ふぜめ)についてお話させて頂きます。

 ご興味をお持ちになられましたら、是非ご参加なさってください。

2010年7月16日金曜日

芝流・江戸っ子

 本日の講では、鎌倉生涯教育の推進委員の小林さまに鎌倉の文化についてお話を頂きました。お話の内容を簡単にまとめてさせて頂きますと、
 
 「鎌倉の文化とは源頼朝が築いた鎌倉幕府の文化であり、明治以降とりわけ明治22年の横須賀線開通以後の文化人、財界人たちが移り住み花ひらいた文化であった。」

 「武家政治発祥の地で、鎌倉道・わが国最古の築港址である和賀江嶋・質実剛健な気風・鎌倉仏教とよばれ、民衆の救済を特色とした。」

 「寺社再興と民衆文化(江戸期)において、鎌倉三代記などかず多くの作品が鎌倉を舞台とし、あるいは鎌倉時代の人物になぞられて構成された。」

 「文化人が築いた文化(明治以降)であり、鎌倉文庫・鎌倉アカデミア(鎌倉大学校)の開校など、鎌倉は日本の文化をリードした。」

 「市民活動にささえられた文化。鎌倉同人会・日本のナショナルトラスト第1号」

 「平和をささえる文化。文化を知り、文化を愛し、文化をまもろうとつとめてこそ文化都市である。(川端康成)」

 「歴史的環境と自然環境にはぐくまれた文化。海水浴場が開設され、名士や外国人が避暑のために逗留しハイカラの文化が花開いた。」

となります。

 私だけでなく、会員の方々も深く知らない事が多く、実に楽しい異文化コミュニケ―ションの場となりました。

 そしてそれと比べながら、江戸っ子について皆様と話し合い、最後に芝講師が定義した江戸っ子についてお話をさせて頂きました。

 「江戸という時代と場所の在りし日の良き考え・振る舞いを一番わかりやすい言葉で表したものを江戸しぐさと呼び、それらを日常において体現しながら、より良き社会の実現を追求し続ける人々」

 このような人々を、芝講師は「江戸っ子」と定義なさいました。

2010年7月5日月曜日

講・第7回の予告

 次回の講について少しお話させて頂きます。

 次回は小林様に鎌倉の文化についてのお話をご披露頂きます。殆どの皆様が「八度の契り」をお済ませになられ、そろそろ「講」自体が次の段階に入れる状態になったと判断致しまして、講でのお話をお願いしました。私が講元として目指す更に次の段階は、皆様の中から自発的に「講で話をしてみよう」とお申し出頂けるような状態を作り出すことです。

 「自己主張ではなく、他を思いやっての自発的な主張」という「しぐさ」を促すことは、「江戸の良さを見なおす会」としても重要な役割の一つでございます。「他の方にとってもこれは有益だろう」と思われる情報等を披露なさって下さる方がいらっしゃいましたら、どうぞお申し出くださいませ。私も皆様とご一緒により一層精進して参りたいと存じます。

 小林様のお話の後、「一般的な江戸っ子とは…」「芝流・江戸っ子とは」等も併せてお話させて頂きます。

 ご興味をお持ちになられましたら、是非ご参加くださいませ。

2010年6月21日月曜日

「ことば」

言ってはならぬ言葉

 例えば、なぐる、ける、殺すなど、精神的に匕首を持つ言葉やウソ・ホントのように、人を疑う言葉は口にしてはいけない言葉でした。また、「ごぞんじですか?」これは相手は自分よりも常に博識と考え、その人に向かって知ってますか?ときくのは、とんだ非常識という理由で禁句でした。知ってる?ときけたのは、稚児に対してだけでした。(中略)離婚や五月病の原因も、トゲトゲ言葉の乱用にあるようです。

江戸の良さを見なおす会 連載講座A[江戸町衆の世界]より抜粋




皆様思い当たる点があったご様子で、活発な発言がございました。

 「ウソ?ホント!」
・最近10回も連続して言われて閉口したという方がいらっしゃいました。言われた方の気分の悪さを実感しているので、芝講師のおっしゃることがとてもよくわかる、とも。
・「相槌と勘ちがいしているのでは?」とのご意見もあり、相手の意識次第で、受取り方が随分と変わるものなのだと実感いたしました。

 [ご存知ですか?]
・つい言ってしまうとおっしゃる方が多く、それでは何か良い言い換えはないかその場で考えて頂きました。
 「ご承知のこととは存じますが」や「すでにご存知でいらっしゃるでしょうが」と、相手を立てる気遣いを忘れないことが大切なのではという考えでまとまりました。

他にも、
 「いつも言葉で傷つけてしまっている気がする」と反省する方もいらっしゃいました。
 そういった「気付き」が非常に大切で、年をいくら重ねても、自分を磨き高める努力を惜しまない人はとても美しいなと、感動すら覚えました。

また、
 「意識しないでことばを発しているが、傷付けることはないと思う。」と、江戸しぐさをしっかりと身に付けた自信で、とても堂々としている方、
 「おもわず、対抗意識になっている自分を感じる。しかし営業などでは、押しの一手に
なってしまいマイナスになってしまうこともある」
等、皆さんしっかりと自己分析をしておられました。

最後に、
 ・最近の政治家の話合いが、聞いていて気分が悪い。
 ・現代では、内容はともかく、話がうまいものが勝ちのようだ。
という「ことば」の悪い見本についてのご意見も出ました。

非常に活発な意見交換があり、講としてかなり充実した回でございました。

2010年6月9日水曜日

講・第6回の予告

次回の講について少しお話させて頂きます。

「椋鳥の言葉は世の中をトゲトゲしくする」江戸ではそう言って忌み嫌いました。
椋鳥とは物の言い方を知らない「ぽっとで」という意味です。
 椋鳥は、人間より「金」や「物」を大事にする。その発想が「人間優先」の江戸っ子とは違う。だから受け入れられない。方言や訛を気にする前に考え方をかえよ!と言うのです。
「芝三光 江戸の良さを見なおす会 連載講座A[江戸町衆の世界]」より抜粋


気象庁速報によると、関東の今年の梅雨入りは6月8日頃だそうですが、明日から数日晴天が続くとも発表されている東京では、本格的な梅雨入りは来週からになりそうです。

また「日本の鉄道は世界的に類を見ない正確さで運行される」というのは世界共通の認識となっていますが、実際近頃の都内のダイヤの乱れはいかがなものでしょうか?
もちろん今でも世界的に見たら正確なのでしょうが、もっと正確だった頃を基準にしてみると「遅れる事が多いなぁ」と感じてしまうのです。

このように予報や予定に対する基準を、受取る側が少し変えると物事が窮屈でなくなる場合がございます。もちろん、情報・言葉を発する側がより正確であるよう努力する事は言うまでもありません。しかしながら、受取るの心の持ち様で両者の関係がまるく収まるということもまた事実です。

当日は、芝講師が色々な立ち場から「ことば」についてまとめた資料をご紹介し、それを我々の住む現代の社会で活用する方法を皆様と模索したいと考えております。

※次回の「講」は6月17日(木)18時からとなります。
お題は「ことば」です。 -詳細はこちら-
ご興味をお持ちになった方は、是非ご参加くださいませ。

「健やかでいる為に…」

 4月頃から徐々に増え、5月も中頃になると毎日の様に新聞やニュースで目に耳にするのが鬱や5月病に起因する犯罪、自殺者増加の話題です。とてもデリケートな問題ですので、講にて取り上げるべきかどうか正直とても迷いました。しかし年々増加する一方で、しかも善悪では片付けきれない、決して他人事ではないこの問題について、本日は皆様とじっくりお話合いをさせて頂きたいと存じます。

 内閣府の資料から現状を見ると…

 原因・動機別の自殺者数の推移は昭和53年から平成20年までずっと変わらずに健康問題がワースト1、次に経済・生活問題となっています。男性は45歳から64歳がここ10年間突出しており、家庭においても社会においても非常に重要な役割を担っているだろう年代の喪失は、家族はもちろん国家においてもその損失は甚大であると言えましょう。
 最初にお断りしておきますが本日の講において、鬱や5月病に対しての医学的な言及は素人として避けさせて頂きます。ただ病気というだけでなく、「気持ちの問題」が心と体の健やかさを冒しているのならば、それは芝講師のおっしゃる「江戸っ子」を見倣う事で、少しは緩和されるのではないでしょうか。

※次回の「講」は6月17日(木)15時からとなります。
お題は「ことば」です。 -詳細はこちら-
ご興味をお持ちになった方は、是非ご参加くださいませ。

「心構え」

 江戸の講は、すでに申し上げましたように講義の『講』ではありません。したがって、講師も『テダテのオサ』と呼びます。オサは長という意味です。
 ですから講師は今の先生よりも、むしろグループリーダーとかオーケストラのコンダクターに近い役目の人となりますね。
江戸の良さを見なおす会 1977年4月講の・抜粋1


 江戸の講の講師は、まさに講の指揮者か案内人です。先生を指揮者に、生徒を団員に置き換えてみると少し無理が出てきます。その違いが学校と講の違いでもあります。団員はそれぞれの楽器から選ばれたプロであり、指揮者はそのプロ達を生かして一つの作品を作ります。ですから講に参加なさる皆様には、お一人お一人が「人生のプロ」として参加なさって頂きたいのでございます。

※次回の「講」は5月20日(木)15時からとなります。
お題は「健やかでいる為に...」です。 -詳細はこちら-
ご興味をお持ちになった方は、是非ご参加くださいませ。

2010年4月6日火曜日

お花見講にて...

当日は寒の戻りで冷たい小雨のそぼ降る中、お約束通りに皆様にご参加頂きました事、大変嬉しく思っております。

近頃では天候や状況によってお約束を違えることへの抵抗感が、する方もされる方も薄くなってしまったように思います。皆が寛容になったと喜ぶべきなのかもしれませんが、やはり約束は守る大人、自分でいたいものでございます。

お花見の前に「八度の契り」についてお話をさせて頂き、今回講に参加なさって丁度8回目の方々とお祝いを致しました。

「表面上だけではなく、これからはようやく真に深いお付き合いをさせて頂けますね」と双方が確認し合う喜ばしい瞬間です。

落語「長屋の花見」を聞いて頂いた後、西郷山公園・菅刈公園から目黒川への夜桜散歩。地域の歴史に詳しい手島様にご案内頂きました。

「長屋の花見」とは逆に、つい先ほどまで眺めていた夜桜を思い出しながら本当のご馳走を頂きました。

今回はフードコーディネーターの大橋純子先生にご無理を言ってお願いし、花見弁当をお作り頂きました。材料はすべて国産である事はもちろん、旬のものを出来るだけ新鮮な状態で手に入れて頂いたという大変手間のかかったものでございます。もちろんお味の方も皆様大満足のご様子でした。

また、花見講の為に自ら27口も杯を焼いてきてくださった浅川弥志保先生。ご自分の得意分野で他の方に喜んで頂こうという心配り、こういったお心使いのなんと嬉しいことでしょう。

お酒をお召し上がりにならない方も、この花見杯で頂くお茶で、ほろ酔い気分になって頂けたに違いありません。

そしてセッティングもお手伝い頂き、貴重な陶器等を貸してくださった料理研究家の清水信子先生、その他ご協力頂いたすべての方に心より感謝を申し上げます。

こうして江戸しぐさに則った皆様のご協力のもと、大変楽しく、且つ優美な時間が過ぎて行きました。

桜だけでなく、人の真心にぽっと咲いた美しい花まで見せて頂き、私にとって本当に贅沢な一夜となりました。

次年度は皆様も是非ご参加くださいませ。

2010年3月8日月曜日

お花見講

今月の講は「お花見講」です。
通常でしたら第三木曜に開いている講を、桜の都合で第四木曜とさせて頂きました。
すでに「江戸のお花見弁当」のご予約も頂いておりますが、数に限りがございますので、お弁当をご予約頂かなくても花見講へご参加頂くことは可能です。詳しくは下記を参照くださいませ。
花見講詳細

講は3月25日(木)15時〜
お題は「八度の契り」です。

2010年2月12日金曜日

今年の2月14日は...

チョコレートではなく、旧正月のお話です。

毎年バレンタインにはチョコレート業界が大喜びするように、近頃では節分に巻物業界?が大忙しなんだとか。

今年の節分も「恵方巻」が売れに売れたようです。
ラップサンドやお菓子の「細長くて巻いたもの」は、この日ばかりは「恵方ロール」という名前に替わり、縁起物として喜ばれるというのは、実に日本らしいと言えましょう。

信仰する特定の宗教の他にも、八百万の神々のご利益にあやかろうとする「おおらかさ」は、江戸時代の町人文化においても大いに発揮されていたようです。

お正月に頂く「おせち料理」も、「めでたい」の鯛、「まめ(健康)でいられる」ように黒豆といった当時からの語呂合わせが受け、「縁起物」として今日まで残っています。しかしそもそもは、神道における年神様への供え物であり、一度神に捧げたものを下ろして人間が頂いたものである。ということを知る人は少なくなってしまいました。

今年の初詣の際、恵方巻を頂く際、どのくらいの方が「お願い」ではなく「感謝」の気持ちを心に浮かべたでしょうか?特に今年は不況のせいもあって、どの神様も願い事に埋もれて身動きが取れなくなっているのではないかと心配になってしまいます。

新たなお願いの前に、まずは「感謝」を。何も神様だけでなく、人間同士でも必要な事ですね。

芝講師が「江戸しぐさ」の根底にある「共生」を語る際、「感謝」がいかに大事であるかを必ず添えてお話になりました。自分が大切だからこそ、人への感謝も忘れない。何かをして頂いたら、その倍お返する気持ちを忘れず日々過ごしたいものです。

今年の旧正月は2月14日です。1月1日のお参りで「お願い」をした方は、旧正月には「感謝」の気持ちを心に浮かべてみてはいかがでしょうか。

お知らせ
今月の講は2月18日(木)15時〜
お題は「初午」です。

皆様のお越しをお待ちしております。

2010年1月7日木曜日

あらたまの...

皆様明けましておめでとうございます。
昨年からの大不況が明けないままのお正月となりましたが、いかがお過ごしでしたでしょうか?

芝講師は年賀状に、「あらたま」という言葉を好んでお使いになりました。
「あらたま」を調べてみると、

・「新玉」、「粗玉」、「荒玉」、「璞」とも書かれ、「年」「月」「日」「夜」「春」の枕詞としても使われた。
・掘り出したままで磨いていない玉。

とあるように、色々な意味を持つ言葉であることが分かります。芝講師は「新しい」と「粗い」に共通する部分を新年のご挨拶とすることで、毎年会員の皆様へ「新たまる」ことの大切さをお伝えしたかったのではと考えております。

混迷の時代の中、常にその路を「新ため」ながら前を向いて歩いて行きたいと思っております。
皆様のご健康とご多幸をお祈りして、新年のご挨拶とさせて頂きます。
どうぞ本年も「江戸の良さを見なおす会」をよろしくお願い申し上げます。

※2010年第1回の「講」は1月21日(木)を予定しております。
お題は「あらたまの...」です。 -詳細はこちら-
更に詳しくお話させて頂きますので、是非ご参加ください。