2009年6月21日日曜日

「気づき」とは...

 江戸の良さを見なおす会は、早いものでこの6月6日に35周年を迎えました。
 ご報告が遅くなりましたことをまずはお詫びし、その上で前もって告知しなかった理由をご説明させて頂きます。

 この喜ばしい日に際し「会としてのお集りはございませんか?」とご質問を頂くことも、実は少なからずございました。

 「江戸しぐさは自分自身で考えて行動するもの。押しつけは江戸しぐさに反します。」とおっしゃる芝講師のお言葉に倣い、今回は敢えて私から「こうしましょう」と皆様に申し上げることは致しませんでした。特に今年は、本の再販等でこちらから一方的に皆様へお知らせすることが続いており、講としてのバランスをとらなくてはと思ったのです。

 「せっかくの記念をふいにしてしまって本当に良いのだろうか」と、かなり悩みましたが、結果は芝講師に喜んで頂けるであろうものとなりました。

 と申しますのも、記念日間近に会員の方々から「やはり35周年記念に、何かおやりになった方がよろしいのでは?」という声が上がり、あれよあれよと言う間に「江戸の良さを見なおす会35周年記念・納涼寄合」の開催が決定したのです。※納涼寄合の詳細はこちらから。

 講師や講元が先頭に立ち、会の皆様を引っ張って行くことも大事でしょう。ただ、こんなご時世だからこそ、お一人お一人の考えから生まれ出る意思を、今回は大切にしたかったのでございます。
 皆様の「気づき」を待つ。芝講師からの課題の一つでもあるこの難しい取り組みは、35周年の今回こそ実践するに相応しい、そう判断してのことでした。
 
 芝講師は「自ら考え、実行する」という講のスタイルを、どのように伝えるか常に模索していらっしゃいました。皆様からのこの「納涼寄合」の企画が出た瞬間、「江戸しぐさの本髄をよく見取ったね。でもまだ50点!」と、芝講師の声が聞こえた様な気がして、なんだか目頭が熱くなってしまいました。