2009年2月20日金曜日

江戸寿司講

 今回は「東京一人暮らしの方への江戸料理実習会」の様子をご紹介したいと思います。
 当時の私どもの講中は、江戸に関する様々な分野において造詣が深い方の多い寄合でもありました。江戸の講がそうであったように、会員が持ち回りで講師となり、自分の得意分野について講でお話や実演や研究発表をすることもございまいた。誰もが生徒であり、且つ何かの先生でもあるというのが江戸講の、そして芝氏の考え方でございました。もちろんすべての方が、人に教える何かをお持ちな訳ではございません。そのような場合、芝氏はその方が少しでも得意そうな分野を導きだし、講師になれるように指導なさっておいででした。
 そのような中、1975年5月17日に「東京一人暮らしの方への江戸料理実習会」が行われました。会員である大久保のご隠居が鮨職人の師匠でいらしたことから、寿司飯の作り方・ご飯の炊き方を始め、材料の吟味・調理等を、調理室をお借りして実習で教わることとなったのです。その際の仕度は、ご高齢にもかかわらず、全て米沢師匠が整えてくださいました。当時を振り返り、実にありがたいことであったと反芻しております。
 
 ただ、これだけですと単なる「お料理教室」となんら違いがございませんね。芝氏が皆様にご説明なさりたかったのは、江戸料理はもちろんのこと、それ以前に「お料理をする心構えとして、手洗い・髪の始末・お茶碗の煮沸消毒・お湯の沸かし方・お茶の入れ方・出し方までに至るまでこと細かく見取らなければならない」ということでした。(当日の様子はこちらからご覧頂けます。)

 ※江戸料理の基本についてご興味をお持ちの方は「江戸楽のすすめ・生きる」も参考になさってみてくださいませ。

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